NobleAme’sdiaryをご覧の皆さん、こんにちは!
今日は『洋裁のプロが教える縫い方講座⑤』と言う事で書いていきたいと思います!
今日はあると便利な洋裁道具シリーズをお伝えしようかな。(*^-^*)
Hボードについて
洋裁をされる方は基本的に針や、裁ちばさみ、糸きりばさみ等は当然持っておられるかと思いますが、洋裁で縫う事と同じくらい大切なのは、アイロンです。
アイロン本体に関しては、家庭用アイロンでもそこそこ使えますが、アイロン台に関しては、趣味で洋裁をされる場合、脚付きの平たい物をお使いの方が多いのではないでしょうか?
平面のアイロン台は当然大活躍するのですが、縫い合わせた部分の縫い代を割る時、非常に便利なのがこのHボードです。
襟端や、袖、パンツの股下部分を縫い合わせて縫い代を割る事が多いと思いますが、細かいパーツだったり、筒状に縫い合わせるパーツだったりの場合は、平たいアイロン台ではアイロンを当ててくない部分に当ててしまってシワがついたり、形が崩れてしまったりします。
そんな時、Hボードがあると、縫った部分にのみアイロンを当てることが出来、生地を傷めることが無く、仕上がりが綺麗になります。
Hボードは木の板で出来ており、スチームアイロンの蒸気を木がある程度受け止めてくれるので、水滴が生地に付いて染みになることも少ないです。僕が作るバッグ等も縫い合わせると立体になるので、平たいアイロン台では、上手く縫い代が割れません。
縫い代をしっかり割る事は、綺麗に仕上げるための第一歩だと思います。
しかし、昔は8,000円くらいだったと思うのですが、今楽天で調べると最低でも27,000円( ゚Д゚)はぁ~?
いやいやいや、ただの板に台付けただけやん!
ちょっとこの値段はあり得ないですね(V)o¥o(V)
僕も今使っているHボード古くなってきたので買い替えたいのですが、これはちょっと高すぎる(*´Д`)
DIYで作れるかな、、、、。
でもめっちゃ便利ですよ!ご興味のある方は、安いところを探してみてください!
次はこれ
ゆきわり
将棋とも言われますが、ほんとに将棋の駒を大きくした感じです。
上部は丸くなっています。
ウール等の縫い目を割るのにこの平面を利用して押さえると、湿気を吸収して光ることなく形を整えることが出来、仕上げや、各部の仕事に無くてはならない物です。
山部分は玉縁ポケットの玉縁部分を縫い合わせた後、縫い代を割るのに重宝します。
又、アイロンの作業で一番重要なのが、極める(きめる)という作業です。
生地は繊維によって出来ています。織物は縦糸と横糸、編み物は1本の糸を編みます。
こうして作られた生地にはその素材によって扱いやすさは異なりますが、洋裁をするにあたって、アイロンで形を作っていくと言う事は変わりません。(合成皮革やレザーは除く)
繊維には熱可塑性(熱セット性)というものがあり、これは個体が過熱されて軟化し、外力を加えられると容易に変形し、これを冷却するとそのままの形で固定する性質の事です。
アイロンをかけて、熱を加え、形を作ってから冷却する、この冷却する際にゆきわりを使います。
生地に加えられた熱と蒸気を適度に吸い取り、その状態で固定します。
この作業を極める(きめる)と言います。
勿論素材によってはゆきわりで極めない素材もありますが、仕上がりをきっちりとしたものにしたければ、アイロンの後の極めは必須と言えるでしょう。
参考になりましたか?
こんな時どうすればいいの?なんてことがあれば、なんでも聞いてください!
分かることはお応えさせていただきますし、分からないことは分かりません!と言いますので<m(__)m>
今日のところはこの辺で!
それでは又(*^-^*)
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