Noble Ame’sdiaryをご覧の皆さん、こんばんは!
今日は↓の記事の続きです。
ショップも見てね<m(__)m>
前回はポリエステルのフィラメント糸とスパン糸についてお話ししましたが、
今日はそれ以外の糸です。
糸一つとっても、ミシン目の飛びや、糸調子、パッカリングの有無等、様々な影響が出ます。そういった影響が出ない様に生地に合った糸、針、送り歯の出具合、押さえ金の圧力を調整して綺麗な縫製が成り立ちます。
では今回ご紹介する糸は?
フィット糸
フィット糸は、主に伸縮性が必要な縫製に使用される特別なミシン糸です。高い伸縮性と耐久性を持ち、特にスポーツウェアやアンダーウェアなど、動きやすさが求められる衣類の縫製に適しています。以下に、フィット糸の特徴、用途、種類について詳しく説明します。
特徴
高い伸縮性:
フィット糸は、伸縮性に優れた糸で、縫製後の布地の引っ張りや動きに対して柔軟に対応します。
耐久性:
高い耐久性を持ち、頻繁な洗濯や摩擦にも強いため、スポーツウェアやアンダーウェアの縫製に最適です。
柔軟性:
柔軟性があり、縫い目が肌に優しくフィットするため、快適な着心地を提供します。
用途
スポーツウェア:
ランニングウェア、ヨガウェア、水着など、動きが多く、伸縮性が求められる衣類に使用されます。
アンダーウェア:
ブラジャー、ショーツ、ボクサーパンツなど、フィット感が重要な衣類の縫製に最適です。
ストレッチ素材の衣類:
ストレッチパンツやレギンスなど、伸縮性のある素材の縫製に使用されます。
種類
ポリエステルフィット糸:
高い耐久性と伸縮性を持ち、スポーツウェアやアンダーウェアの縫製によく使用されます。色落ちしにくく、洗濯に強いのが特徴です。
ナイロンフィット糸:
柔軟性と耐摩耗性が高く、フィット感が必要な衣類に適しています。軽量で、しなやかさが求められる用途に向いています。
番手について
フィット糸にも番手があります。番手は糸の太さを表す単位で、以下のように分類されます。
まとめ
フィット糸は、その高い伸縮性と耐久性から、スポーツウェアやアンダーウェアなど、フィット感が重要な衣類の縫製に欠かせない糸です。ポリエステルやナイロンなどの素材があり、用途に応じて適切な番手を選ぶことが重要です。快適で動きやすい衣類を作るために、フィット糸の特徴を理解し、適切に選ぶことが大切です。
最近ではストレッチ素材が凄く増えてきたのでフィット糸を使う場面が増えています。
フィット糸は下糸のみでも、上糸と下糸両方でも使用できます。
レジロン糸
レジロン糸は、特にニットやストレッチ素材の縫製に使用される特殊なミシン糸で、高い伸縮性と耐久性を持っています。以下に、レジロン糸の特徴、用途、種類について詳しく説明します。
特徴
高い伸縮性:
レジロン糸は、通常のミシン糸よりもはるかに高い伸縮性を持ち、伸び縮みの多い素材に適しています。
耐久性:
繰り返しの洗濯や摩擦にも強く、衣類の縫製において非常に長持ちします。
滑らかさ:
レジロン糸は非常に滑らかで、ミシンの目詰まりが少なく、縫いやすいのが特徴です。
しなやかさ:
柔らかくしなやかなため、縫製後の布地に対して柔らかくフィットします。
用途
ニット製品:
セーター、カーディガン、ニットドレスなど、ニット素材の縫製に最適です。
ストレッチ素材:
スポーツウェア、ヨガウェア、水着など、伸縮性のある素材の縫製に広く使用されます。
下着類:
ブラジャー、ショーツ、スリップなど、フィット感が求められる下着類の縫製に適しています。
子供服:
動きが多く、柔らかさが必要な子供服の縫製に最適です。
種類
ナイロンレジロン糸:
高い伸縮性と耐久性を持ち、スポーツウェアや下着類の縫製に広く使用されます。
ポリエステルレジロン糸:
耐久性があり、洗濯に強く、カラーのバリエーションも豊富です。日常の衣類の縫製に適しています。
まとめ
レジロン糸は、その高い伸縮性と耐久性から、ニットやストレッチ素材の縫製に欠かせない糸です。ナイロンやポリエステルなどの素材があり、用途に応じて適切な番手を選ぶことが重要です。快適で動きやすい衣類を作るために、レジロン糸の特徴を理解し、適切に選ぶことが大切です。
レジロン糸を使った縫製は、特に伸縮性が求められる衣類や、肌に優しいフィット感が必要な衣類に最適です。フィット糸と同様に、レジロン糸も多くの場面で活躍する重要なミシン糸の一つです。
フィット糸よりもさらに伸びます(*^-^*)
レジロン糸も下糸のみ、上糸下糸両方に使用できます。
ウーリー糸
ウーリー糸(ウールリー糸とも)は、伸縮性とボリューム感が特徴のミシン糸で、特にニット素材やストレッチ素材の縫製に使用されることが多いです。以下に、ウーリー糸の特徴、用途、種類について詳しく説明します。
特徴
高い伸縮性:
ウーリー糸は、非常に高い伸縮性を持ち、伸び縮みの多い素材に最適です。この特性により、縫い目が引っ張られても糸が切れにくく、布地にフィットします。
ボリューム感:
通常のミシン糸と比べて、ウーリー糸はふっくらとした質感を持ち、縫い目がソフトで滑らかになります。このため、縫い目が肌に直接触れる部分でも快適です。
耐摩耗性:
耐摩耗性に優れ、頻繁に動きがある衣類や洗濯にも強いのが特徴です。
軽量:
軽量であり、衣類全体の重さを増すことなく使用できるため、快適な着心地を提供します。
用途
ニット製品:
セーター、カーディガン、ニットドレスなど、ニット素材の縫製に最適です。
ストレッチ素材:
スポーツウェア、ヨガウェア、水着など、伸縮性のある素材の縫製に広く使用されます。
下着類:
ブラジャー、ショーツ、スリップなど、フィット感が求められる下着類の縫製に適しています。
子供服:
動きが多く、柔らかさが必要な子供服の縫製に最適です。
家庭用ミシン:
家庭用ミシンでも使用でき、ソフトな縫い目が求められるプロジェクトに適しています。
種類
ポリエステルウーリー糸:
高い耐久性と伸縮性を持ち、スポーツウェアや下着類の縫製に広く使用されます。色落ちしにくく、洗濯に強いのが特徴です。
ナイロンウーリー糸:
柔軟性と耐摩耗性が高く、フィット感が必要な衣類に適しています。軽量でしなやかさが求められる用途に向いています。
まとめ
ウーリー糸は、その高い伸縮性とふっくらとした質感から、ニットやストレッチ素材の縫製に欠かせない糸です。ポリエステルやナイロンなどの素材があり、用途に応じて適切な番手を選ぶことが重要です。快適で動きやすい衣類を作るために、ウーリー糸の特徴を理解し、適切に選ぶことが大切です。
ウーリー糸を使った縫製は、特に伸縮性が求められる衣類や、肌に優しいフィット感が必要な衣類に最適です。その特性を活かして、より快適でスタイリッシュな衣類を作り出すことができます。
ウーリー糸は下糸のみに使う事が多いです。
又、ロックミシンのかがり糸に使う事でロックミシンをかけた部分がソフトな仕上がりになります。
巻きロックなどもウーリー糸を使う事が多いです。
糸じゃないけど
糸みたいなゴムを下糸に使用して、シャーリングに使用します。
下糸の調子を強くすればシャーリングが多く入り、糸調子を緩めればシャーリングが少なくなります。
総合的なまとめ
前回ご紹介したのは地縫い用の糸でしたが、今回は伸びる素材に使う糸でした。
カットソー生地と、織り生地を組み合わせる時も伸びる糸を下糸に使う事によって生地が伸びてもそれに追従するような縫い目が出来ます。
カットソーのみで服を縫ったりする場合は、ロックミシンで脇を接ぎ合せたり、裏ぶりミシンで裾始末をしたりするので、本縫いミシンを使う場面は少なくなります。
ロックミシンと本縫いミシンでTシャツなんかを作る場合は使用をしっかり考えて、生地の伸縮に合わせて縫い目も伸びなければならないため、結構難しいですよ(*´Д`)
ご希望が有れば書いてみますが、、、、(*^-^*)
それでは又!