Noble Ame’sdiaryをご覧の皆さん、こんばんは!
今日は『洋裁のプロが教える縫い方講座⑦』と言う事で、簡単に出来る飾りをご紹介していこうかと思います(*^-^*)
その名も、、、、
『虫止め』
です!虫嫌いな人ごめんなさい<m(__)m>
ホントの虫じゃないから大丈夫です(*^-^*)
それでは!
先ず虫止めの用途から
・スリット等の裏に施して補強に
・スカート吊りの反対側に着けて、スカート吊りを通してハンガーに吊ります
・比翼止めに
・閂止めの代わりに
覚えておくと便利なので、是非参考にしてみてください(*^-^*)
先ず用意するものは長めの縫い針
僕は
僕はこの張りを良く使います。めっちゃ使いやすいです(^^♪
ボタン付け糸
この2つです。
①ボタン付け糸を縫い針に通し、指で弾いてクセをとって、2本どりにして玉結びしておきます。
②生地の裏から針を刺して表に出します。
③下の写真の様に、あらかじめ決めた虫止めの長さ分だけ後ろに針を刺して、最初に針が出ていた部分(玉止めが裏にある部分)に針を出します。
この時、糸がねじれていない事を確認してください。
④左右に分けた糸のうち片方を手に取ります。
⑤中指から小指で糸をしっかり持って、親指と人差し指に糸を掛けます。
⑥そのまま内側に倒すようにすると、人差し指の傍に輪が出来ます。
⑦出来た輪に針先を通します。
⑧親指側の糸を引き締めます。
絵にするとこんな感じ
⑨左右交互に重ねていきます。あらかじめ決めた長さになればストップ。
⑩針先を持って、出来た虫止めの部分を反対の手の指で軽くつまんでゆっくり引き抜きます。
⑪ゆっくり手前に倒すように引き締めていくとこんな感じ。ここまで来れば、後は針を裏に出して玉止めして完成(*^-^*)
拡大するとこんな感じ(今回は比較するために一つ一つの工程をキツく締めています)
虫みたいに見えますか?
これが虫止めです!
僕的にはしっかり締めた物より、右側の適度に締めた物の方が好みです。
締めすぎると部分的に痩せてしまったり、針が抜けにくかったりするので注意が必要です。
一度覚えると簡単なので是非覚えてみてください(*^-^*)
再度、用途のご説明を。
・スリット等の裏に施して補強に
オートクチュールのスカートのスリットはこれで補強してあります。
・スカート吊りの反対側に着けて、スカート吊りを通してハンガーに吊ります
これもオートクチュールで用いられます。
・比翼止めに
比翼(フライフロント:前明き部分でボタンが見えない様になっている物)
そのボタンとボタンの間に虫止めを付けて比翼がパカパカ開かない様にします
・閂止めの代わりに
パッチポケット等の口の両端に返しミシンで補強をしたりしますが、返しミシンだけ
では見た目が悪いので虫止めで飾りにしたり。
後は僕の使い方としては長めのパンツ何かの裾上げをするのに、裾をクシュクシュっとしたイメージにするのに、この虫止めでタックを取り、千鳥配列で留めてみたりします。
洋裁良くやられる方でも、今ではこのテクニックを目にする機会がほぼないので、知らない方が多いかもです。
ちょっとした飾りにして、プチリメイクしても可愛いですよ(*^-^*)
是非、使ってみてくださいね!
あ、後、僕のショップも覗いて見てくださいね♪
商品に虫止めは使っていませんが、希望が有ればお付けすることも可能です(*^-^*)
今日のところはこの辺で(*^-^*)
では又!