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『今回の革製品の作成で勉強になったこと♪革の単位「デシ」とその背景、革細工の歴史について』

Noble Ame’sdiaryをご覧の皆様、こんばんは!

 

前回前々回と革製品の仕事に関して記事にしましたが、今回も革に関しての記事を書いていきたいと思います♪

サイドバーにある、ココナラに出品しているNoble Ameのオーダーメイドトートバッグ作成

貴方のショップのオリジナルトートバッグを作成します 量産品とは一味違うハイクオリティトートバッグを♪

を見て、ご連絡いただいたのが、オーダーメイドの靴やインソールを販売されている会社の方で、本来であれば革製品は専門外なので、お断りさせていただく気持ちも有り、他の革製品を専門にやっておられる方に頼まれては?と言う話もしたのですが、僕の商品の仕上がりに期待されているようなところも有り、出来るだけの事はやってみますとお受けした次第です。

 

商談の中で、久しぶりに聞いたのが、革の単位『デシ』でした。

因みに皮を鞣したものが革です(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

革の単位がデシと言うのは知ってはいましたが、すごく久しぶりに耳にしたので、詳しく調べてみました。

革細工の歴史と合わせて、良かったら読んで行ってください(*^-^*)

読む前に、Noble Ameの本来の仕事を見てもらえると嬉しいです(*´Д`)

Noble Ameのレディーストートバッグシリーズ

Noble Ameのレディーストートバッグシリーズ

thebase.com

 

それでは行ってみましょう(*^-^*)

 

 

 

 

 

 

 

革の原反

革の原反




革製品を作る際に頻繁に耳にする「デシ」という単位は、革の取引や加工でよく使われる特有の単位です。この「デシ」とは、1平方デシメートル(10cm x 10cm)の面積を指します。この単位が使われる理由や、革細工の歴史について解説し、革にまつわる魅力や技術を探っていきます。

 

革の単位「デシ」とは?


まず、「デシ」とは、ラテン語の「decimus」(10番目)に由来し、メートル法に基づいた面積単位であるデシメートルの略称です。1平方デシメートルは、10cm x 10cm、つまり100平方センチメートルの面積を指します。革の大きさを測る際にこの単位が使われるのは、革は天然素材であるため、サイズや形が一定でないからです。たとえば、布のように一定の形で測るのが難しく、長さや幅だけでは正確に面積を把握できません。そのため、革の面積を正確に表現するために「デシ」が使用されます。

革は牛や豚など動物の皮から作られるため、革1枚ごとのサイズや形はまちまちです。革製品を作る際、面積の計算が重要な要素となります。製品のコストを見積もるためには、使う革の面積を正確に把握することが必要です。これが「デシ」という単位が革業界で普及した理由の一つです。

 

革細工の歴史


革細工の歴史は、非常に古くから人類と共に歩んできました。動物の皮を鞣し、衣類や道具として活用する技術は、旧石器時代にまで遡ることができます。当時の人々は狩猟によって得た動物の皮を柔らかくし、防水加工を施すことで耐久性を持たせ、衣服やテント、容器として利用していました。

革の鞣し技術の発展は、紀元前3000年頃のメソポタミア文明やエジプト文明においても見られます。これらの文明では、動物の皮を加工してサンダル、ベルト、鎧、鞄などが作られていました。特にエジプトでは、ファラオたちが革製の履物を身に着け、宗教的な儀式にも革が用いられるなど、社会的に重要な役割を果たしていました。

 

 

ローマ帝国時代に入ると、革の加工技術はさらに進化し、さまざまな用途に使われるようになりました。ローマ兵士たちは、革製の鎧やサンダルを着用していましたし、ローマ市民の間でも革製品は高級品として珍重されました。また、ローマでは革の取引が盛んに行われ、革職人たちは専門的な技術を磨きました。

 

中世ヨーロッパと革産業


中世ヨーロッパにおいて、革製品の需要はさらに拡大しました。中世の騎士たちは、革の鎧や鞍、手袋を使用し、貴族階級では高品質な革の装飾品や家具が求められました。特に、イギリスやイタリア、スペインなどでは、革の鞣し技術が大きく進化し、産業としての基盤が確立されました。

この時代の革細工は、技術の発展と共に芸術的な要素も取り入れられるようになりました。彫刻や染色、刺繍などの装飾が施された革製品は、貴族や王族にとってステータスシンボルとして愛用されました。

 

近代の革細工と工業化


18世紀から19世紀にかけての産業革命は、革産業にも大きな影響を与えました。工業化により、革の大量生産が可能になり、より手頃な価格で多くの人々が革製品を手に入れられるようになりました。機械による鞣しや裁断、縫製が普及したことで、従来の手工業から工場生産へと移行しました。しかし、一方で伝統的な手作業による革細工の技術は、職人たちによって守られ続け、今日でも高品質な製品を作り続けています。

 

日本における革細工の歴史


日本でも、古くから革が用いられてきました。奈良時代には、すでに革製品が日常的に使われていたことが記録されています。特に、武士階級が主導した鎌倉時代以降、革は刀剣の鞘や鎧、弓具などの武具に使われるようになりました。江戸時代には、革製品の需要が増え、職人たちによって革細工の技術がさらに発展しました。

刀柄

刀柄

刀の柄には鮫革が使われる事が多いですね(*^-^*)

 

また、明治時代には西洋文化の影響を受け、革靴や革鞄などの製品が普及し、日本の革産業も大きく発展しました。特に神戸や東京などでは、革製品の生産が盛んになり、現在でも多くの高品質な革製品が国内外で評価されています。

 

革細工の魅力と現代の展望


現代においても、革細工はその美しさと耐久性から多くの人々に愛されています。ハンドメイドの革製品は、機械生産では出せない独自の風合いや個性が魅力であり、特にオーダーメイドの製品は、長く使い込むことでさらに味わい深くなります。現代では、伝統的な技術を受け継ぎながらも、サステナブルな素材や新しいデザインが取り入れられ、革細工の可能性はますます広がっています。

 

まとめ


革の単位である「デシ」は、革の面積を正確に測るために使用されており、革細工の世界において非常に重要な役割を果たしています。また、革細工の歴史は人類の歴史と共に進化してきたものであり、古代から中世、近代に至るまで、その技術と価値は変わらず高く評価されています。現代においても、革細工は職人たちの手によって進化を続けており、その美しさと耐久性は今後も愛され続けることでしょう。

 

 

今日のところはこの辺で(*^-^*)

では又!

 

 

 

 

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