NobleAme’s diary♪手に取った瞬間から愛着が湧く♪

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洋裁のプロが教える縫い方講座①

NobleAme’sdiaryをご覧の皆さん、こんにちは!

今日から不定期で、縫い方講座なるものを書いていきたいと思います!

 

僕の経歴としては、

高校卒業後、ファッション系専門学校に3年間

その後、縫製会社に勤務(3社)

縫製会社で営業だった人から誘われ新たな会社を立ち上げ(上手くいかず閉業(*´Д`))

等と、糸辺に携わってきました。

今は建築関係の会社員(休職中)でハンドメイド作家として活動中です!

 

オーダーメイドから、高級婦人服(ジャケット一着の値段が40,000円~)までこなしてきた経験を活かしてお伝えできることが有ればと思っております(*^-^*)

 

ではまず最初は地直し・地のし(じなおし・じのし)の事から。

先日がんと愛犬と私さんに言及して頂いて触発されました!

 

tamozo24.hatenablog.com

 

地のしの仕方

地のしは木綿物など良く洗濯する物の縮みを防ぎ、又ウール物等では仕立てに水を用いたり雨にあったりした場合に形が崩れたり縮んだりしないよう、先に生地を縮めておく事と、狂った地の目を正しく整える為に是非必要な工程です。

 

簡単に言うと、縮み防止と、縦糸横糸を整えると言う事ですね!

た~ての糸~は~あ~なた~、よ~この糸~は~わ~たし~、です♪

縦糸は曲がることは少ないですが、横糸は良く曲がっていますwww

 

 

 

そうそう、既製服や、その辺で売っているものは絶対にこの工程はやっていません!

オートクチュールや、ハンドメイド作家さんが丁寧に仕立てる時のみ行われていると言っても過言ではありません( ゚Д゚)

なぜなら、費用対効果が合わないからです。なので縮む素材を使う場合、収縮率を加味したパターンを作り、縮んだ時の寸法が仕上がり寸として作ります。

洗い加工や、染め加工をする場合は絶対です!

 

 

麻・木綿物の場合

まず両端(生地の耳)を中表にして縫い、水に20分程浸けておきます。

この間に繊維の組織の中まで水が浸みて水による縮みを十分果たす事ができます。

地の目の狂ったものは水に浸した時に正しく直しておきます。これが水通しですね!

次にシワのつかない程度に軽く絞って日陰干しします。この時も縦糸が垂直に落ちるよう気を付けて干します。(全体が生乾きになるように、時々向きを変えたりしながら)

生乾きになったら、縫い目を解いて裏からアイロンをかけます。

この時、縦方向(縦地の目)に沿ってアイロンを動かしますが、縮んだものを伸ばしてしまっては意味が無くなるので、出来るだけ押さえるようにして。

アイロンの熱は高温設定で大丈夫!

但し、クレープや、サッカーの様に折り方に窪みの有るものは生地が乾いてから低温アイロンでさっとかけます。

 

 

絹の場合

水に浸すと艶が無くあるために裏から乾熱アイロン(スチームなし、低温)で地の目を直します。熱ですごく縮む生地は縮むだけ縮ませる方が良いですが、難しいと思いますのでそういう生地は避けた方が無難です(;一_一)

絹はアイロン、縫製共に、めちゃくちゃ難しいのでハンドメイドで使う場合は要注意です!

 

 

ウール物の場合

生地を中表に合わせ両面から霧吹きで全体に水分を与える。

 

こういうタイプのやつ↑めっちゃ便利です!!

濡れ手ぬぐいに包んでアイロンで蒸して柔らかくします。

この時に狂った地の目は整えておく。

ウールは焦げやすいのでアイロンは中温くらい。中表に折った折り目は抑えずに最後に折山を裏から当てる。

霧吹きした水分が八分くらい乾けば陰干し。

 

 

このように、生地によってさまざまなやり方がありますが、NobleAmeの商品ではこのような地のしの方法を元に、簡易的な中表にして霧吹きをたっぷりして裏からアイロン

という方法で地のしをしています。

帆布製品で地のししているのって、NobleAmeくらいではないかと思います( ゚Д゚)

こうやって丁寧に作られる物に価値を見出していただければと思って作っています!

ショップページ、覗いて見てくださいね♪

thebase.com

 

それでは次回は裁断について!